『宮殿1』
咲き乱れる梅の林をつがいの鳳凰が優雅に舞い飛ぶ姿をモチーフにした傑作です。梅の花々を丁寧かつ大胆に彫り込み、鳳凰の舞う姿もきちんと表現されています。
また、 これほどの彫刻をこの大きさの木材で表現しているのが最大の特徴で、この欄間の彫刻だけでも相当な値打ちものであることが伺い知れます。 |
『宮殿1』
寺院建築技術の粋を集めた最高級の宮殿です。破風部分には鳳凰をあしらい、斗組(ますぐみ)も丁寧に組み上げております。
また、折上げ小組み格天井(ごうてんじょう)を三方斗(さんぽうます)で支え、その下部も花々の彫刻をあしらうという豪華ぶり。
普段見えない部分でありながら、全て紫檀材を使用し、これほど丁寧に作り込まれている宮殿はそうありません。 |
『宮殿2』
天井部分を支える三方斗、筬細工、彫刻が見て取れます。このように見えない部分にも手を抜かずしっかりと作り込んでいる職人の魂が、このお仏壇を高級品たらしめています。 |
『須弥壇』
須弥壇のデザインは、安置したお仏具の見栄えを考慮して比較的シンプルにまとめられています。
全て格狭間(こうざま)をモチーフにしており、須弥壇の左右の格狭間は実際に彫り抜かれ、中には梅を象った立体の彫刻があしらわれています。その他の格狭間には梅と葡萄の繊細な彫刻が彫り込まれ、内障子の円窓に描かれている彫刻のモチーフをそのまま用い、連続性を持たせるという非常に手の込んだ粋な演出が施されています。 |
『内障子』
円窓(えんそう)と呼ばれる円形の囲いの中に梅・葡萄・菊の草花が見事に描かれています。円窓とは文字通り丸い窓のことで、極楽浄土(お仏壇の内部の宮殿と須弥壇のこと)を眺める窓を表現しています。モチーフとして描かれている梅も葡萄も菊も仏教において縁起の良い植物とされ、仏教様式の彫刻には好んで用いられます。また、梅の木々には鳥の彫刻も描かれ、活き活きとした迫力溢れる雰囲気に仕上がっております。円窓の背景には組子障子、外側は無限に広がる円をモチーフにした細かい文様を施しております。 |
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