彦根仏壇について ― 全国有名仏壇店ネット
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伝統的工芸品の一つである彦根仏壇は、徳川時代の中期に武具・武器の製作に携わっていた職人がその技術を生かして平和の時代に相応しい産業としてお仏壇を制作したのが始まりとされています。
彦根仏壇事業協同組合は伝統的な地場産業を将来に向けて継続していく為に、彦根仏壇の特徴を生かした仏壇の製造基準を作り、品質や技術の質を絶やさない努力を続けています。
(協力:彦根仏壇事業協同組合)
 
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彦根仏壇の歴史

彦根城

井伊家先祖の菩提寺として有名な龍潭寺の「ふだらくの庭」
彦根市は日本一の湖、琵琶湖のほとりにたたずむ井伊家三十五万石の旧城下町です。市内の中心には国宝彦根城が二重の堀に囲まれた小高い丘に三重白亜の天守閣を頂き、ほぼ昔のまま残り彦根の象徴として雄姿を誇っています。 市街地中心は江戸時代の城下町独特の風情をもつ町並と文化がただよい、彦根仏壇は歴史と伝統のこの地から生まれ、育まれてきました。
彦根仏壇の起源は遠く徳川時代中期とされ、武具、武器の製作にたずさわっていた塗師、指物師、錺(かざり)金具師などが平和産業としての仏壇製造に転向したのが始まりといわれています。彦根市のある湖東地域は湖北地方と並び、古くから仏教の盛んな地でしたが、徳川時代のキリシタン宗門の禁止政策の強行で、異教徒でない証拠として仏壇を設けることが一般化してきたことと、彦根藩主の強力な庇護のもとに、問屋制家内工業の形態とこれにともなう分業組織を完成し、彦根の城下町と中山道とを結ぶ重要点である通称『七曲がり』で発展の基盤が整備されました。明治維新による混乱期や、第一次、第二次大戦などの影響など多くの制約を受けましたが、戦後彦根仏壇同業組合が結成され検査制度を設けるなど品質の向上につとめ、生産は順調に推移しました。その生産地域も彦根市全域に広がり、彦根の地場産業の一つとして大きく飛躍し現在に至っています。 (引用文献:彦根仏壇物語より)

彦根仏壇とその証明

彦根仏壇
<伝統証紙> この伝統証紙が貼られている製品は、経済産業大臣が指定した伝統的工芸品です。これは、優れた日本の伝統産業を後世に残し継承するため定められたものです。(彦根仏壇の写真参照)
尚、組合合格壇、 産地推などの基準が設定されていて、お仏壇として一定水準以上の安定した製造が保持されています。
伝統証紙

彦根仏壇の伝統的工芸品製造基準

工程
素材
基準・条件等
1.木地 天然材(桧・杉・松・欅・栓等)
組合認定の合板一部使用も可、産地内製造であること。
2.宮殿 天然材、妻屋根付総手先、桝組
産地内製造であること。
3.彫刻 天然材で手彫による丸彫、重彫、付立彫
産地内製造であること。
4.錺り金具 真鍮、銅板の手彫金具で毛彫・浮彫・地彫・スキ彫
三段・柱は電鋳金具を使用可、手彫金具は産地内製造であること。
5.塗り 堅地、砥の粉下地。立塗、呂色塗 天然漆を刷毛で手塗
小物については樹脂塗料のスプレー塗装も一部使用可、産地内製造であること。
6.箔押し 金箔(純度95.24%以上)、箔押漆、純金粉(純度95.24%以上)、箔箸を使って手押し
産地内製造であること。
7.蒔絵 天然漆、顔料、金粉、蒔絵用泥手描き
産地内製造であること。
8.組み立て
――――――――――――――――――
産地内で組み立ててあること。
9.証書 焼印(丸型)、検査合格証、伝統証紙、産地証紙
――――――――――――――――――


仏具の飾り方

浄土真宗西本願寺派
浄土真宗大谷派

彦根仏壇事業協同組合の概要と沿革

組合概要
住所/彦根市中央町3番地8号 彦根商工会議所3階
電話/0749(24)4022
FAX/0749(26)0559
組合員 77名
商 部 木地部 蒔絵部 宮殿部
29名 7名 8名 3名
金箔押部 塗装部 彫刻部 錺金具部
6名 9名 4名 11名
ごあいさつ
品質表示や職人の技術表示をより一層明確にし、お客様に品質の良い彦根仏壇を「安心と信頼」でお買い求めいただけるようにしたいと思います。その結果、職人の廃業や後継者不足に直面している問題を少しでも解決して地場産業の伝統と技術を継承し、全国のお客様に技術の高い彦根仏壇を知っていただきたいと思います。今後、消費者保護や職人の匠の技を伝承するために彦根仏壇の意識改革を一人一人がしていけるように取り組んでいきたいと思います。(彦根仏壇事業協同組合)
組合沿革
明治39年3月31日 『彦根仏壇同業組合』設立
昭和15年8月 『彦根仏壇工業組合』結成
戦後 『滋賀県宗教用具協同組合』結成
昭和33年 『彦根仏壇同業組合』結成
昭和49年12月6日 『彦根仏壇事業協同組合』結成
昭和51年5月 伝統的工芸品指定  業界初

彦根仏壇 素朴な疑問・質問

(回答協力:彦根仏壇製造・販売店 観和堂)


Q1.彦根仏壇は北海道や東京の人が購入してもよいのですか?それとも滋賀県内の方にしか販売しないのですか?
本来、お仏壇は漆塗りの金仏壇が主流でした。しかし関東大震災でたくさんのお仏壇が必要となり、簡易的な唐木仏壇が作られ、それ以降関東方面では主流になったと聞ております。彦根仏壇は宗派別にお仏壇を揃えておりますので日本全国どこのお客様にも販売が出来ます。
Q2.彦根仏壇はどういうときに購入するのですか?
朝起きて、お仏壇に手を合わせて今日一日の家族の無事を祈る。今でいう、癒しでしょうか。核家族化が進み、日本の文化がどこかに行ってしまいましました。万物みな神として尊んだ日本の心が見失われすさんでいく中、心をいやすお仏壇。「ご先祖様のおかげで今日まで・・・」という感謝の心で、お仏壇購入と思われたときが、一つの購入時ではと思います。もちろん仏事ごとがあるなどもそうですね。お仏壇とは元々仏像を安置する土台のことでもっとも尊厳な場所であり、家庭生活の中心となるものです。精神的な意味で家の中心、心のよりどころとなるお仏壇だからこそ、大切にしたいものです。
Q3.彦根仏壇は宗派関係なく購入してよいのですか?それとも宗派が決まっているのですか?
彦根仏壇には、4つのタイプがあります。「本願寺派用のお仏壇」「大谷派用のお仏壇」「浄土宗用のお仏壇」「禅宗用のお仏壇」です。お買い求めいただくときに宗派をおっしゃっていただきますとその宗派に合ったお仏壇をご提供させていただきます。
Q4.転勤で東京に住んでいます。関東ではどこにいけば見られるのですか?一般の仏壇店には置いていないのですが・・・
残念ながら関東方面では、彦根や他産地の伝統的工芸品仏壇の検査合格壇は無いに等しいですね。なかなか唐木仏壇とは違い高価な上に、都会のお店では空調の関係で乾燥した中では、天然の木は、乾燥しすぎて割れる場合があります。塗装に使う漆は、人間の肌と同じで乾燥した空気だとみずみずしいツヤを失うからです。そんなわけで関東のお店で取り扱うのが難しさがあります。今は交通も発達しています。新幹線などをご利用いただくと3時間ほどでつきます。ちょっと旅行がてらお越しになっていただければ幸いです。

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