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●実際(じっさい)・如意(にょい)・融通(ゆうづう)
借金をした社長さんが頭を下げてお願いしています。
『実際のところ、手元不如意で、まだ融通がつかないのです。来週には目途がつきますから、もう少し待ってください。』
実際――仏教で、「真実を究めて、その窮極に到ること」を実際といいます。現実のその奥にある実相は、あらゆるものの際極ですから、実際なのです。今の日常語では「本当・現実」などと軽く使いますが、実際は実に奥深なことばです。
如意――如意力・如意智・如意通など、自由自在の境地で、意の如く働く悟りを表すことばです。不如意とはそうではなく、「思いのままにならない」ことでしょう。
融通――悟りの世界は、融通無碍(ゆうづうむげ)といい、融け合い通じ合い、何にも碍げられない調和が保たれた世界です。人間界はなかなか融通がつきませんね。 |